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「あなたが受け取ったメッセージは何ですか?」

 

テニスの四大大会の一つである全米オープンの女子シングルスで、大坂なおみ選手が2度目優勝を果たしました。もちろん優勝という結果は素晴らしいことですが、それと同じぐらい称賛に値するのが、彼女の行動です。

 

大坂選手は人種差別への抗議を行うために、犠牲となった黒人の人たちの名前が書かれたマスクを各試合で着用しました。勝ち続けなければ黒人の犠牲者たちの名前を伝えられないという使命感を自らのモチベーションにして、勝ち進みタイトルを獲得したのです。

 

決勝後のインタビューで記者から「7回の試合で7枚のマスクを使いましたが、伝えたかったメッセージは何ですか?」と聞かれた彼女は、「あなたが受け取ったメッセージは何ですか?というのがより重要な質問です。社会が問題提起を始めることが意義であり目標です」と答えました。

 

「私はアスリートである前に黒人女性です。」と発言し、自らが持つ影響力や社会的責任と向き合い、問題提起をしながら行動を起こす。大坂選手の行動は、

私たち一人一人が政治や社会とどう向き合うのかを問いかけています。

 

日本社会では、アーティストや俳優、スポーツ選手などが「政治的な発言や主張」をすることに対して、否定的な雰囲気が根強いものがあります。そしてそうした雰囲気は芸能やスポーツの世界だけでなく、世の中全体を覆っているような気がします。「政治的な発言や主張」を避けようとする意識が組合員の中にも強まっているのではないでしょうか。

 

政治や社会の問題を取り上げ、取り組んでいくことも労働組合の大切な役割であるということ、そしてそのことにしっかりと向き合っているのか?

そのことを再認識させてくれた大坂選手に感謝したいと思います。

 

大坂選手に負けないように取り組んでいかなければならない。