委員長のあいさつ

 
自治労滋賀県本部では、2021年4月から新らたな体制となりました。どうぞよろしくお願いします。
 私たちは、「一人はみんなのために、みんなは一人のため、お互いさん!!」を合言葉に、より良い賃金労働条件や職場の課題解決、平和な社会の実現をめざして力を合わせて活動することを原点に取り組んでいるところです。諸先輩が作り上げてこられた運動・精神を大切に引き継ぐなか、これからの県本部運動を創ってまいりたいと思います。
 
 さて、新型コロナウイルス感染症は私たちの日常に大きな変化をもたらしました。日常生活スタイルや働き方など「当たり前」としたことが劇的に変わり、現在では、人々の生活基盤や地域社会にこれまで以上に意識をむけるようになったといえます。
 
 私たちは、公共サービスを提供する労働者で組織する労働組合でありますが、これらサービスを担う労働者を示す「エッセンシャルワーカー」という用語が広く知らされるようになりました。同時に、コロナ禍にありながらも、これまでのサービスの質を落とすことなく働くことが「当たり前」とされることへのプレッシャーが厳しい状況にあり、「エッセンシャルワーカー」である、組合員の皆さんの頑張りのおかげで、わたしたちの生活が守られていることに感謝と敬意を表するところです。
 
 このような、組合員の皆さんの頑張りに、あらためて単組・県本部が一丸となって、労働組合の原点を見つめ直し、「労働組合の必要性」を強く認識できるような活動を創り出していくことが必要と考えます。「当たり前」からの脱却もその1つであり、その運動ができるのが労働組合であると考え、取り組みについても組合員のみなさんと一緒に探求していきたいと思います。
 
 自治労滋賀県本部はこれからも、労働組合が組合員をサポートし、組織全体の運動の底上げをはかることを重点に、組合員の皆さんとともに幅広い運動に取り組みたいと思います。 みなさんのご支援をよろしくお願いします。